[寄稿記事]日本都市計画学会の学会誌に、代表三谷・取締役東が寄稿を行いました。
「デジタルは都市・国土をどう変えるか」を特集した公益社団法人日本都市計画学会の学会誌368号に、代表三谷・取締役東の寄稿記事が掲載されました。
Abstract
デジタル活用によりまちづくり等における住民参加のあり方はどのように変化するか、またその中でデジタルが果たす役割について論じている。
まず、まちづくりへの住民参加の意義を、1. 参加のプロセスを通じて住民がまちづくりの主体となっていくこと、2. 計画策定等においても住民ニーズを取り入れより実効性を持たせることであると定義する。
これに対し、住民とのコミュニケーションへ十分な投資ができない、ライフスタイルの多様化等により若い世代の参加獲得がますます難しくなっているといった課題を挙げ、これら課題を解消できる手だての一つがデジタル活用にあるとし、my grooveを用いた小山市及び札幌市宮の沢での事例を解説していく。
新たな住民参加のプロセスデザインを目指す参加型まちづくりDXのゴールは、新たな参加の在り方を通じた「地域の担い手候補の増加」であると結ぶ。さらに公平な参加機会づくりなど複合的な観点で、適切な手法を選択することが、計画者視点として重要であると加えている。
「デジタルプラットフォームを用いたこれからの住民参加のあり方─小山市、札幌市宮の沢での取り組み事例を踏まえて」