概要
オンラインとオフラインを併用して、まちの未来を描く
兵庫県川西市では、市の最上位計画である「第6次川西市総合計画(令和6~13年度)」の改定にあたり、この計画を多くの市民に知ってもらい、関わってもらうため、様々な場を設けました。
オフラインでは、ありたいまちの姿について市長と市民が対話する「市長と語る かわにしMeeting」や、参加者同士が共に考える「かわにしミライ会議」を開催しました。
これに加えて、場所や時間を選ばずまちづくりの情報を得たり、意見を気軽に投稿できたりする、市民との双方向性を実現するオンラインプラットフォームとして「my groove」を導入いただきました。
サイトはこちら:https://mygroove.city/organizations/8
my grooveを用いることで、取り組みの途中から興味を持った方も、これまでの検討経緯や他の人の意見を振り返って参照することができました。また、時間や場所にとらわれず参加できる意見募集を実施する中で、市民の皆さんが日頃の生活で感じている課題感やまちのポテンシャルが見えてきました。
アプローチ
意見募集と情報発信記事を織り交ぜ、計画策定過程をオープンにする
my groove上では「かわにしのミライに関わる」と「かわにしミライ会議」という2つのプロジェクトを実施しました。
総合計画策定全体について扱った「かわにしのミライに関わろう」という取り組みでは、市民の方にとって分かりやすく、見通しを持てるものとするため、「プロジェクトマップ」という機能を用いて策定プロセス全体を5段階のフェーズに分けて表現しました。
この各フェーズで情報発信や意見募集を行うことで、計画策定プロセスの透明性と双方向性を高めました。
▼「かわにしのミライに関わる」を5段階のフェーズで示すプロジェクトマップ
▼意見募集の例
また、策定プロセスの中で実施された「かわにしミライ会議」というワークショップについては、専用のプロジェクトに切り出して情報発信や意見募集を行いました。
この「かわにしミライ会議」は、対面で実施した同名の会議での進捗や結果を情報発信する場としての役割だけでなく、その場に参加できなかった人から意見募集や共感のリアクション(いいね)を得る機会となりました。