概要
株式会社Groove Designsが提供するサービス「my groove」は、地域で活動する人々のアクションと共創を支援する、まちづくりに特化したデジタルプラットフォームです。当社が培ってきた地域まちづくりのノウハウと、デジタルテクノロジーを融合して、行政・市民・企業による“共創まちづくり”を推進しています。
栃木県小山市でのmy groove導入事例「小山駅周辺エリアまちづくりプラン策定プロジェクト特設サイト」をもとに、本サービス導入による成果や効果をご紹介します。
小山市のプロジェクトでは、「my groove」は、まちづくりビジョンづくりに多様な市民の参加を促す役割を担いました。2週間半の意見収集期間で200件近い意見(※事務局による代理投稿を除く)、500件以上の意見へのリアクションが集まりました。また、特設サイト訪問者向けの簡易アンケートへの回答も1,300件弱集まりました。
アプローチ
my grooveを活用した「小山駅周辺エリアまちづくりプラン策定プロジェクト特設サイト」(以下「特設サイト」)は、駅周辺地域のまちづくり推進にむけ、市民と行政が共創し、対象地域の活性化や賑わい創出に繋がる将来像(ビジョン)を描くことを目的に設置されました。※my grooveのシステムは、本実証期間中はオープンソースの参加型合意形成プラットフォームdecidimをベースに当社で独自にカスタマイズ開発したものを用いています。
「まちづくりをみんなが自分事に」という思いから、小山市では2021年度からアンケートやワークショップを実施。そこで得られた意見に加えて、リアルな場に参加できなかったより多様な人たちの意見をプランに取り入れることを目指し、デジタルプラットフォームを導入しました。
プラットフォームの機能によって、この特設サイトでは誰もが過去の情報を時系列で追うことができたり、時間帯や場所の制約を受けることなく自分の意見を書き込むことができます。
プラットフォームの運用にあたり、4つの段階を設けました。まずはじめに、事業が目指す方向性を整理して、目的やビジョン、ターゲット、目標などの項目を明確化および言語化します。その上で、方向性に沿った独自のサイト設計と構築を行います。
さらに、ビジョン策定に関わっている検討委員の方々にインタビューを行い、発信内容のニーズや参加しやすくなる工夫の仕方などを市民目線で整理しました。それらをもとに、情報発信や意見収集を実施しながら、サイト運用を進めていきます。終盤には、意見収集後の反映状況を途中経過として発信することで、プラン策定プロセスの見える化を行いました。
小山市におけるmy groove導入のプロセスや、どのような効果・意義があったのか、についてのより詳細な内容は、こちらの事例記事をぜひご覧ください!