概要
まちのアクティビティを測る
JR南武線鹿島田駅と、JR横須賀線新川崎駅の間に位置するエリアを対象に、まちのアクティビティ調査を実施。アクティビティとは、まちを生きる人々の営みや活動のことです。調査は商店街や駅に隣接したストリート、ビル内のアトリウム空間等、日常地域の人々が使用するパブリックスペースを対象としました。
アプローチ
20生活者のアクティビティからまちの状態を知る
まちのアクティビティを知ることは、そのまちの状態を把握することでもあります。イベントや社会実験によるアクティビティの増加のみを測るのではなく、日常のアクティビティを測り、その状態を知ることがスタート地点であると考えています。本調査は、エリアマネジメントを構築するための基礎データ収集として行いました。普段、まちは「印象」としてしか認識されません。しかし、実際に人の活動をデータとして収集すると、そのまちに存在する人の属性や行動、それに伴う空間特性が見えてきます。まちとそこに息づく人の活動を観察することで、新たなまちづくり戦略が見えてきます。まちの印象だけでは測れない潜在的なニーズを把握することで、どんな人たちが、どんな空間を必要としているのかが浮かび上がってきます。